市議会への請願書

東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う 越谷市の子どもへの安全対策について

 


1 件名 

 

東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う、越谷市の子どもへの安全対策について 


2 請願要旨

 

東京電力福島第一原子力発電所の事故により、ここ越谷市にも放射性物質が飛散してきています。この汚染状況について市内で計測されたデータがほとんどなく、市内の汚染状況について市民は全くわからない状況です。放射性物質による被ばくは、子どもへの影響が心配されますが、子どもが活動する学校等での被ばくへの対策もなく市民から不安の声が上がっています。越谷市内の放射線量の計測を実施するとともに、子ども達の被ばくを最小限にする対策を求めます。


① 保育所の園舎・園庭、学校の校舎・校庭等、公園、河川等の、放射線量の地上5センチ、50センチ、1メートル地点における計測。学校のプールの水の検査、および放射線量の高い地域での土壌検査の実施。これらの計測データ(放射線量・放射性物質核種)の市民への公表と、年間の被ばく量を法で定められた1ミリシーベルトに抑えるための、放射線量を低減する対策をお願いします。


② 未来ある子どもたちの内部被ばくを避けるため、給食に放射能汚染の疑いのある食材は使用しないよう関係各所への指示をお願いします。また、心配する保護者が保育所・学校に牛乳不飲、及び弁当、水筒を持参したい旨を通達したときの許可をお願いします。


③ 被ばくを避けるための保育所・学校等での生活、活動における注意のよびかけをお願いします。


3 理由


● 請願者による計測では、小学校屋内でも屋外と同じ放射線量が計測され、年間の被ばく量が1ミリシーベルトを超える数値が見られます。


● 放射性セシウムは134が半減期2年、137が半減期30年で残留時間が長いです。また水に溶けて地中に染み込む性質があるため、染み込む前に土の地面では表面をある程度除去し、校庭においてはトンボ等で表土を削ることで放射線量を下げることが可能であると考えます。そのため早急な対応が望まれます。

 

● 広島・長崎の入市被ばく、チェルノブイリの子どもたちの健康被害から、内部被ばくの影響が知られるようになりました。そのため、たとえ微量であっても、放射性物質が体内に入ると子どもたちの健康に長期的な影響が予測されます。現在国が認めている食品の暫定基準値は、世界の国々と比較しても極めて高い数値です。チェルノブイリの汚染地域であるベラルーシの基準よりも54倍も高いことを留意する必要があります。


● 厚生労働省は、「暫定基準値に従うと1年間で17ミリシーベルトの被ばくになる」と市民団体との交渉で認めています。したがってより安全を求めたいと考える市民に子どもの給食を選択する権利を認めていただきたいと考えます。

(市民の権利) 越谷市自治基本条例・第10条3市民は、安全で安心な生活を営むため、各種の行政サービスを受ける権利があります。

 

● 計測した小学校では、地上1mの屋外と校舎内の放射線量が同じでした。これは放射性物質が付着した砂埃が屋内に侵入しているためと思われますので、子どもたちが直接、放射性物質に接触しないように、モップによる床清掃の実施が必要です。また、屋外から砂埃を室内に持ち込まない指導が必要と思われます。さらに学童幼児にはマスク着用や手洗いうがいを奨励し、放射性物質を体内に取り込まないための指導が望まれます。


地方自治法第124条の規定により上記のとおり請願いたします。


平成23年6月14日

越谷市議会議長 伊藤 治様


請願者 

 5年後10年後子どもたちが健やかに育つ会・越谷   代表 加藤真紀
 
 心の教育を考える女性の会              代表 小林恵子  
 

 

 

 

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