市民と議員の勉強会

「放射能被ばくから子どもたちを守るために、越谷市の放射能対策と現状を知ろう」

日時:平成23116日(日)午後2時〜4
場所:桜井地区センターあすぱる
主催:桜井地区議員の会


説明者 越谷市役所環境政策課長、学務課長、学校給食課長
 

 

会の流れ  三課長から説明の後質疑応答

環境政策課長より放射線と放射能について、放射線の種類・単位・半減期、日常生活と放射線、放射線ヨウ素・セシウムの飲食物・空間・除染基準(国の基準)などの説明があった。

 

日本原子力研究開発機構の資料を使用しての説明。カリウム40という放射線を放出する物質が自然界、食べ物や人体にあるなど、放射性物質が身近にあることを強調する内容だった。

 

今までは委託業者で校庭の真ん中しか測定できていなかったが、委託業者同じ線量計を2台市で購入したので11月から高い値が懸念される場所など学校内を広く測定していく。今後、教室内も測定していく。


越谷市小中学校空間放射線量平均値:5cm0.12μSv/h50cm0.12μSv/h1m0.11μSv/h

 

越谷市私立幼稚園・保育園・児童館など空間放射線量平均値:5cm0.1μSv/h50cm0.09μSv/h1m0.09μSv/h

 

越谷市HPの小中学校・保育所・私立幼稚園・保育園・児童館・公園の空間測定結果のコピー、小学校・保育所・公園の土壌測定結果のコピー資料。

学務課長より、6月と9月の校長会で伝達した内容、プールの測定と対応、運動会の組体操の対応などについて説明があった。
 

 

元学校長経験者。子どもたちを第一に、市民・保護者の不安や結果を公表して欲しいという声を聞き対応した。校長会では、保護者への屋外活動の事前連絡、屋外活動の不参加の場合の別途対応、除草など手袋使用等の工夫、子供たちにプール掃除させない、保護者の意見を聞くなど伝達した。


学校プール水放射性物質水質検査結果:すべて不検出(6月~9月)

越谷市HPの学校プール水放射性物質水質検査結果のコピー資料。

学校給食課長より、給食センターが3つあること、食品の暫定基準(国の基準)、学校給食の産地公開・測定結果などについて説明があった。

 

10月から月1回学校給食・保育所給食から3品目測定。検出限界値概ね10ベクレル/kg。

 

10月給食用食材の放射性物質測定結果について。

小中学校:豚肩肉(茨城産)、もやし(埼玉産)、小松菜(越谷産)の3放射性ヨウ素・放射性セシウムともに不検出。

保育所:じゃがいも(北海道産)、牛乳(*)の2品、放射性ヨウ素・放射性セシウムともに不検出。

*)牛乳の原乳生産地は、埼玉・群馬・栃木・新潟・岩手・宮城及び福島の出荷制限されていない地域の一部。

米は越谷産、パン・めん(小麦)は埼玉産・アメリカ・カナダ産。

越谷市HPの給食の産地情報、給食食材の測定結果コピー資料。

質疑応答
 

 

(市民)市教委から「保護者等による自主的な学校内空間線量測定を受け入れるよう」との通達はあっても校長会での横並び意識(自分の学校だけが勝手なことは出来ない)から、その徹底がなされていない。保護者の声も聞いてもらえていない現状である。

 

(回答)それぞれの学校へ個別の通達を出すのは現実的ではないので、保護者による学校内空間測定については、校長と話し合いの上で行ってほしい。

(市民)市民の測定器で高い数値を示したところを、市が再度測定するようなかたちを要望する。

 

(回答)市民の持つ簡易測定器は不完全な測定値を出すものがあるので、承知の上で測定してもらいたい。(市民からの測定を元に市の測定に繋げるとの回答は無かった)
 

 

(市民)給食の対応について。

 

(回答)給食食材は、地場産・肉・卵など頻度の高い食材から測定していく。元々、基準値超えた県のものは使用していなかった、国の基準の1/10くらい、ウクライナ基準セシウム40ベクレルを基準に考えていた。

 

(市民牛乳10月測定不検出について、牛乳はブレンドだから、今回出なくても次回出ないとも限らないので、継続的な測定をお願いしたい。

 

(回答)継続して測定していく。また、給食での新米は11月から使用。新米、小麦ともに不検出。

 

(市民)111日HP掲載された椎茸8.2ベクレルについて

 

(回答)小学校3g、中学校4gの使用、ごく微量と判断した。子どもたちを第一に考えるが、生産者のことも考えている。
その他、公園砂場の砂入替要望、市からの情報公開要望、福島県二本松市安達太良山の林間学校・スキー教室について・若い教職員の裸足・マスク無しでのプール掃除への心配についてなどだった。
今後、市としても市民勉強会を予定しているとのことだった。

所感。
 

 

今回、直接市役所の担当者から話を聞くことができ、また直接質問・要望できる有意義な会だった。質疑応答も一つ一つ対応いただいた。市民からの問い合わせについても触れており、市民が声を上げていくことは市の取り組みを後押しする上でとても効果的であると認識した。

 

また、6月市議会で採択された請願、そして白川市議、辻市議らによる市議会への働きかけにより越谷市も前向きに対応していただけるようになったと考えております。

今後も、このような市民との交流の場を、桜井地区だけでなく越谷各地で開催されることを望みます。尚、放射線の説明のところで、私たちが知りたかったヨウ素・セシウム・ストロンチウムなど福島第一原発事故で放出された人工放射性物質について、どのような内部被ばくが考えられるのか、どのようにすれば体内への影響を少なくすることができるのか、説明がなかったのは残念だった。

 

 (文責:浅野光宏)

 

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